看護師の連休は、病棟勤務で疲れ果てた身体を休める貴重な機会である。
したがって、勤務に慣れない新人看護師などは、夜勤明けの早朝からぐっすりと眠り込んでしまい、夕方まで起きないということも珍しくない。
しかし、このような休日の過ごし方は、後に昼夜逆転の状況に陥り、元に戻すのに苦労するものだ。
若いうちは無理な修正も可能だが、中堅看護師ともなると連休の効率的な過ごし方を考えて、無駄な修正を強いられることがないよう工夫している。
まず、夜勤などで疲労が溜まっていたとしても、中堅看護師は眠気に負けて朝から夕方まで熟睡することを避けるだろう。
いったん昼夜逆転してしまうと、修正するだけで残りの連休を使い切ってしまう。
中堅看護師は、休日の昼間にぬるま湯に浸かったり、軽く短時間の仮眠を取ったりするものの、本格的な睡眠は夜に集中して取るよう心がけている。
たしかに夜勤明けの朝は睡魔に屈しそうになるが、夜まで我慢した方が深い眠りに入れるし、昼夜逆転を防げる。
初日の夜に通常よりたっぷりと睡眠を取ったら、翌日は上級資格取得のための院外研修などスキルアップのために時間を使う。
医療技術は日進月歩なので、中堅看護師であろうとも、日々の精進が欠かせないのだ。
連休前半を後学のために使ったら、後半はリラックスに集中し、次の勤務に備える。
自分の好きな本や音楽を楽しんだり、友人とお喋りしたりして心身をリフレッシュすれば、連休明けも最良のコンディションで仕事に臨めるだろう。
仕事の質や効率を上げるための『休み』とは?